廃タイヤの処分|事業者が知っておきたい品目・料金の考え方・業者の選び方

屋根の下に積まれた使用済みトラックタイヤと外したホイール
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廃タイヤの処分|事業者が知っておきたい品目・料金の考え方・業者の選び方

運送会社のトラック、営業車、フォークリフト、建設機械——事業で使う車両からは、交換のたびに廃タイヤが出ます。個人なら購入店で引き取ってもらうのが一般的ですが、事業者の場合は産業廃棄物として扱うのが原則です。この記事では、事業者向けに廃タイヤの品目、処分の方法、料金の考え方、業者選びの注意点を整理します。

  • 事業で出た廃タイヤは産業廃棄物。主な品目は「廃プラスチック類」
  • ホイール付きの場合、ホイールは金属くずとして分けられる
  • 処分の方法は、許可業者への委託か、許可を持つ処分場への持ち込み
  • 料金はサイズ・本数・ホイールの有無・運搬距離で変わる
  • 「無料回収」をうたう許可のない業者には渡さない

廃タイヤはどの品目になるのか

自動車のタイヤは合成ゴムでできているものが多く、産業廃棄物では「廃プラスチック類」として扱われます。「ゴムくず」は天然ゴムのくずに限られるため、一般的なタイヤはゴムくずではありません(産業廃棄物の種類一覧/廃プラスチック類とは)。

ホイールが付いたままの場合、ホイールは金属くずです。ホイールを外して分けると、ホイールは資源として買い取られることがあり、処分費を抑えられる場合があります(金属くず・スクラップの扱い)。

事業者の処分方法

1. 許可を持つ業者に委託する

もっとも一般的な方法です。廃プラスチック類の収集運搬・処分の許可を持つ業者と契約し、マニフェストを交付します(処理業者を選ぶ手順/委託契約書のポイント/マニフェストの書き方)。

2. 処分場に自分で持ち込む

自社のトラックで、廃タイヤを受け入れている処分場へ運ぶ方法です。排出事業者が自分の廃棄物を運ぶ場合は収集運搬の許可は不要ですが、運搬の基準を守る必要があり、処分場の受け入れ条件(事前予約、本数、ホイールの有無など)も確認が必要です(産業廃棄物の持ち込み処分)。

カー用品店やタイヤ販売店に頼める?

タイヤ交換を頼んだ店が、交換で外したタイヤをそのまま引き取ることはよくあります。一方、事業所にたまった廃タイヤだけを店に持ち込む場合は、店が産業廃棄物として受け入れられるとは限りません。事業者として処分するなら、許可を持つ業者か処分場を使うのが確実です。

処分後はどうなるのか

廃タイヤは、燃料として熱を利用する(製紙工場やセメント工場など)ほか、細かく砕いてゴムチップにしたり、表面を張り替えて再使用する(更生タイヤ)など、資源として使われる割合が高い品目です(廃棄物の減量とリサイクル)。

料金の考え方

廃タイヤの処分料金は、次のような条件で変わります。

  • タイヤのサイズ(乗用車用、トラック用、建設機械用など)
  • 本数・重さ
  • ホイールが付いているかどうか
  • 回収に来てもらうか、持ち込むか(運搬費の有無)

1本あたりの料金で示されることも、重さ(kg)で示されることもあります。比べるときは同じ条件で複数社に見積もりを取ってください(見積もりを正しく比較する/処理費用の相場と料金の決まり方)。

ここは要チェック

廃タイヤは、許可のない業者による「無料回収」の後に野積み・不法投棄されるトラブルが多い品目です。不法投棄されると、渡した事業者も責任を問われることがあります。安さだけで選ばず、許可証で品目と期限を確認してから渡してください(不法投棄が起きたとき排出事業者は何を問われるのか/業者選びで失敗しない5つのポイント)。

保管するときの注意

  • 屋外に積むと雨水がたまり、蚊が発生する原因になる。屋根の下に置くかシートをかける
  • 燃えると消火が難しいので、火気から離す
  • 保管場所の掲示板・囲いなどの基準を守る(産業廃棄物の保管基準)
  • 崩れないよう、積み上げる高さに注意する

よくある質問(FAQ)

Q. 数本だけでも産業廃棄物として処理が必要ですか?

A. 事業で出たものなら、本数にかかわらず産業廃棄物です。少量なら、ほかの品目の回収と一緒に頼むと費用を抑えやすくなります。

Q. フォークリフトや建設機械のタイヤも同じですか?

A. 品目の考え方は同じですが、大きさや構造(ノーパンクタイヤなど)で受け入れ条件や料金が変わります。種類とサイズを伝えて見積もりを取ってください。

Q. 自動車整備工場ではどう扱えばよいですか?

A. 整備工場では、廃タイヤのほかに廃油やバッテリーも出ます。まとめて整理するときは自動車整備工場の廃棄物を参照してください。

Q. まだ使えるタイヤは売れますか?

A. 中古タイヤとして売れる状態なら、廃棄物ではなく商品として扱えます。判断は取引の実態によります(有価物と廃棄物の境界)。

まとめ: 許可の確認とホイールの分別がポイント

事業で出た廃タイヤは産業廃棄物(主に廃プラスチック類)です。許可を持つ業者に委託するか、受け入れている処分場へ持ち込みます。ホイールを分けると費用を抑えられることがあり、許可のない無料回収には渡さないことが大切です。


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